司法書士行政書士事務所を開業する際、広範囲な法律サービスの中で、自分は何かのエキスパートになりたいと思いました。その時頭に浮かんだのが「相続」でした。
この仕事を始める以前、まだサラリーマンだった頃に、父方の祖母が亡くなりました。(祖父は遥か昔に亡くなっていました)
祖母が遺した財産といったら、住んでいた家とその敷地くらいで、家は築ウン十年、敷地は10坪程度で、場所はなかなか良い所でしたが、どう考えても1,000万円になるかどうかといった状況でした。
その家には父の兄(私の伯父)夫婦が祖母と同居していました。そして、伯父が外に勤めに出ている一方、家業の印刷業を父が継いでその家に通って来ているというねじれの構図になっていました。
また、父の妹(私の叔母)はとっくに嫁に出ていました。
何年か後、この仕事に就くか就かないかのある日ふと思いついて、その家の名義がどうなっているのか、父に聞いてみました。そして案の定と言ってよいのか、名義はやはり祖母のままでした。
どのような問題があるのか?
現状であれば、名義を変えるには、父と伯父、叔母の話し合いによります。
ところがそのままにしていて、その内に誰かが亡くなった場合は、その子達も話し合いに加わります。
本来ならば兄妹だけの話し合いが、伯父や叔母と甥や姪で、更には、いとこ同士で祖母の家について話し合うことにもなりかねません。
疎遠な者もいれば、経済的な違いもあるでしょうし、まとまる話もまとまらなくなるかも知れません。
私は、このままではマズイと思い、父に伯父や叔母と話し合うように勧めました。
ところが、モメルときにはモメルもので、、、
詳しく話すと身内の恥をさらす様になるので、キーワードをいくつか挙げておきます。
権利証、遺言、法定相続分、固定資産税、扶養義務、寄与分、持参金、特別受益・・・
財産がそんなにある訳じゃなく、いつもは仲良くやっているのに、いざとなるとスンナリとは行かない。
揉めるという程ではないにしろ、何かしっくりと行かない。
そんなことは我が家に限ったことではない、ということを知るのに、そう長い時間は掛かりませんでした。
適切な時期に適切なアドバイスの下、対処することで、必要以上の揉め事は回避できる。私は皆さんに同じ轍は踏んでほしくないと考えます。早め早めのご相談が大切なのです。
あちらを立てればこちらが立たず、全員が100%満足行くというのは、正直難しいですが、それぞれの想いを、ゆっくりしっかりお聴きして、できる限りのお手伝いをしています。
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